濃縮還元ジュース100%と、表示してあるジュースが各メーカーから、売り出されていますが、100%その果実だけで造られて
いるものなのでしょうか? 単価的に考えても、そうでないような気がするのですが、
お詳しい方、物知らずで恥ずかしいのですが、お教え下さい。
「濃縮還元」と書いてあるものは、もとの果汁から水分を減らして濃縮した「濃縮果汁」に、減らしただけの水分を加えて元の濃度に戻したものです。
JAS規格上は、ストレートジュース以外のジュースには、砂糖類か蜂蜜を加えることが認められています。加えた場合は括弧付きで「(加糖)」と明記することが義務付けられています。
食品添加物としては、酸化防止剤(ビタミンCと同じもの)、二酸化炭素(加えた場合は「(炭酸ガス入り)」と明記)、天然香料、栄養強化剤(ビタミン、ミネラル)を加えることが、種類によっては認められています。その添加物を加えた場合は、物質名を明記することが義務付けられています。
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■オレンジジュース(ストレート)
・原材料:オレンジの果実の搾汁以外のものを使用していないこと。
・加糖量:加えていないこと。
・添加物:使用していないこと。
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■オレンジジュース(ストレート以外)
・原材料:次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
1 オレンジの果実の搾汁、濃縮果汁及び還元果汁
2 みかん類の果実の搾汁、濃縮果汁及び還元果汁
3 砂糖類及びはちみつ
・加糖量:砂糖類及びはちみつの原材料に占める重量の割合が5%以下であること。
・添加物:次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
1 天然香料
2 二酸化炭素
3 強化剤(亜鉛塩、カルシウム塩、鉄塩、銅塩、マグネシウム塩、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及び葉酸)
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■グレープフルーツジュース(ストレート)
・原材料:グレープフルーツの果実の搾汁以外のものを使用していないこと。
・加糖量:加えていないこと。
・添加物:使用していないこと。
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■グレープフルーツジュース(ストレート以外)
・原材料:次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
1 グレープフルーツの果実の搾汁、濃縮果汁及び還元果汁
2 砂糖類及びはちみつ
・加糖量:砂糖類及びはちみつの原材料に占める重量の割合が5%以下であること。
・添加物:次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
1 天然香料
2 二酸化炭素
3 強化剤(亜鉛塩、カルシウム塩、鉄塩、銅塩、マグネシウム塩、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及び葉酸)
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■りんごジュース(ストレート)
・原材料:りんごの果実の搾汁以外のものを使用していないこと。
・加糖量:加えていないこと
・添加物:酸化防止剤(L-アスコルビン酸及びL-アスコルビン酸ナトリウムに限る。)以外のものを使用していないこと
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■りんごジュース(ストレート以外)
・原材料:次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
1 りんごの果実の搾汁、濃縮果汁及び還元果汁
2 砂糖類及びはちみつ
・加糖量:砂糖類及びはちみつの原材料に占める重量の割合が2.5%以下であること。
・添加物:次に掲げるもの以外のものを使用していないこと。
1 酸味料(砂糖類及びはちみつを使用しないりんごジュースの場合に限る。)(クエン酸、DL-リンゴ酸及びDL-リンゴ酸ナトリウム)
2 酸化防止剤(L-アスコルビン酸及びL-アスコルビン酸ナトリウム)
3 天然香料
4 二酸化炭素
5 強化剤(亜鉛塩、カルシウム塩、鉄塩、銅塩、マグネシウム塩、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンA、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及び葉酸)
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『果実飲料の日本農林規格』では、以上のように規定されいます。
というわけで、
>何だか安全なのか疑ってしまいます。
…は、杞憂です。
濃縮還元は、果汁そのままではなくて、一度水分を抜いて、「果汁数千%」みたいにしたのを、それに水だけではなくて、様々なモノを足して、「だいたい元通りの水分比率」にしただけなので、言い方悪いですが、健康にいいとかは無いですよ。ファミレスのドリンクバーで果汁百%が有るとこで抽出口見たらわかりますが、そこでも水と原液混ぜて「だいたい百%」のモノが出てきます。
その果実だけですよ。
生産地の近くで濃縮するとかさが減るので、運送コストが安く済みます。
そのために単価が安くなります。
100gの果汁を濃縮して1gにしたとします。
それに99gの水を足せば、100gに戻りますよね?これが、濃縮還元100%です。
水は原材料にはかかなくてOKなので。
単価的に考えても、そうではない・・・というのは、安いってことですよね?
もっと高いはずなのに・・・ってことですよね?
そして、基本的に果汁は輸入です。
100gの果汁を運ぶよりも、1gに濃縮したものを100g運ぶのは、同じ運賃です。
同じ運賃でも、濃縮したものを日本で水を加えて戻せば100倍の量のジュースができますよね。
そうすると、やすくなりますよね~
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